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臨床実践グローバルネットワーク（Global Clinical Practice Network; GCPN） とは、WHO精神保健および物質乱用部によって設立された、メンタルヘルスおよびプライマリケアの専門家の多国籍かつ多言語のネットワークです。GCPNは元々、現在最新のバージョンである国際疾病分類第11版（ICD-11）の「精神、行動または神経発達の障害」の作成を目的とした改訂活動の中核的役割を担うネットワークとして設立されました。

2011年の設立以来、GCPNのメンバーの先生方には、資料のレビュー、改訂作業を進める中で生まれる案や概念に対するフィードバック、インターネット上で行うフィールドスタディへの参加を通しご協力いただいてきました。ご提供いただく情報は新しい診断分類システムの構造および内容に関するWHOの意思決定に活かされます。また、それは世界各国の保健従事者の活動に直結するものです。

ICD-11に限定した枠組みを超え、GCPNは全世界規模で複数の言語で調査研究を行うキャパシティを有しており、これは世界中の精神保健従事者に関わる臨床に基づく調査研究を行ううえで他に例をみません。

2020年6月には、新型コロナウイルス感染拡大が精神保健従事者の臨床実践と職業的ウェルビーイングに与える影響に関する画期的な研究の実施を開始しました。この研究は現在も進行中であり、新型コロナウイルス感染拡大に伴い日々変化する影響を評価するため、3つの時点でデータを収集する予定です。

GCPNには16,000 名を超える先生方からご登録をいただいております。登録者の居住国は160か国以上にのぼり、職種・職域は多岐にわたります。居住国において適切な教育およびトレーニングを経て、臨床家としての活動を許可されているメンタルヘルスないしプライマリケア従事者であれば、どなたでもご参加いただけます。GCPNへの登録にかかる所要時間は約10分です。 GCPNメンバーの先生方には、実際に臨床に携わられる立場からの知見をお寄せいただく研究への参加にご協力をお願いすることになります。その頻度は月一度を上限とし、各調査が約30分以内で完了できるよう調整しています。先生の患者様を個人的に特定できるような情報を伺うことはございません。

以下のリンクから、是非GCPNにご登録ください。より詳細な情報についても、こちらから お読みいただけます